総合監視システム、制御ネットワークの設計構築、各種制御設備の設計・製作のことならお任せください。機械設計と電気設計、どちらも対応いたします。
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2023/04/17
○○盤というと、制御盤、配電盤、分電盤など似たような名前の盤がいくつもあります。その一つ、機側操作盤は、機械の傍らに設置され操作・制御を行う盤です。
本記事では、各種盤を紹介するとともに、その中から機側操作盤を深堀りして詳しく解説いたします。
電気盤と一言でいっても、様々な種類の電気盤が世の中には存在しています。ここでは、その一部をご紹介いたします。
「制御・監視エンジニアリングセンター.COM」では、これらの中でも特に機側操作盤の設計・製作実績が多数ございます。
>>【技術コラム】PLC(シーケンサ)とは?わかりやすく解説
機側操作盤とは、その名の通り機械のそばで操作をするために使用される盤です。機側操作盤には、工場や建物内の機械や各種設備を制御するために、操作パネル、スイッチ、表示器、信号灯、ヒューズなどが備わっています。
機側操作盤では、特定の機械や設備に合わせた機能設計が施されており、主に機械や設備の起動・停止や、速度調整、温度制御、モニタリング、故障検出などの機能が搭載されています。
機側操作盤の設計には、主に下記のようなポイントがあげられます。
機側操作盤は、現場作業員が直接操作して使用するため、現場で使いやすい設計にする必要があります。
機側操作盤が使用される機器や設備は、ちょっとした動作の不具合が大きな事故につながりかねません。そのため、機側操作盤には機器や設備に不具合が起こらないような安全性を考慮した設計が求められます。
近年では、機側操作盤をIoT技術やAI技術と組み合わせることで、より効率的な運用や、予知保全などが可能となってきています。これにより、故障予兆を検知して事前にメンテナンスを行うなど、より安全かつ生産性の高い設備運用が可能となっています。
より安全で操作やメンテナンスも容易な機側操作盤が求められますが、現実的なコストの範囲内で設計しなければなりません。「制御・監視エンジニアリングセンター.COM」では、機側操作盤の中身であるPLCやネットワーク制御などのソフト面における電気設計だけでなく、筐体などのハード面の機械設計にも、どちらにも対応しております。最適な電気設計と機械設計を考慮した機側操作盤の設計を行うため、コストも最適化することが可能です。
当サイトを運営するヤマウラでは、大きなものではH2350✕W1800✕D800から、小型のものでは壁掛けタイプの盤まで、様々な大きさの機側操作盤の実績があります。また当社での基本的な構造はIP43構造としていますが、IP45までの制御盤を製作可能です。
またヤマウラでは、各種インフラ設備について、現地調査から設計・製作・試験、輸送・現地据付まで一貫対応しており、さらに標準仕様の機側操作盤から、既設ベースや設置スペースに合わせて設計された特注の屋外盤まで製作しております。
そのため、設置環境や設置場所に応じて、機側操作盤の最適な形状、サイズ、筐体材質、塗装方法をご提案することが可能です。
特に屋外で使用される機側操作盤では、設置環境について考慮することが重要になります。屋外で使用される盤には、防水仕様や耐食性・耐候性が必要となるため、設置環境に合わせて工夫が施された筐体設計が必要になります。過去には東北、北陸の豪雪地帯への機側操作盤の納入実績もございます。
さらに当社では、設置方法(自立・壁掛け・装柱など)に合わせた各種機側操作盤を設計・製作した実績が多数ございます。
例えばダムの水門設備用の機側操作盤としては、
等の種類がございます。機側操作盤のことなら、ヤマウラにお任せください。
株式会社ヤマウラ エンジニアリング事業部は、機械、電気、建築、土木の4部門が連係した総合エンジニアリング企業です。特にインフラ設備関連では、機側操作盤・屋外制御盤のご相談をいただくことが多いのですが、関連する装置・機器の製作や工事までまとめてお願いしたいというご相談も多く頂いております。
例えば、除塵機、コンベア、制水門、排砂門、取水堰排砂ゲート、沈砂池排砂ゲート、チロリアンスクリーン、門扉、開閉装置、各種制御システム等、様々な関連設備を設計・製作した実績がございます。
機側操作盤や制御盤以外でお困りの方も、当社であれば解決可能です。「まだ検討段階なんだけれど・・・」という場合も大歓迎です。
当社が過去に設計・製作を行った機側操作盤の事例をご紹介します。
こちらは、ゲートを操作する機側操作盤と自動制御装置が一体となった盤です。
機側操作盤と自動制御装置は別筐体で設置する場合が多いですが、、設置スペースや製作・維持コストを考慮し、一体構造で設計することをご提案いたしました。
こちらは、ダム用水門設備機側盤です。
制御盤は、鋼板製屋外閉鎖自立型のため、屋外でも問題なく設置することができます。既設設備の現地調査を実施したうえで、当社が装置の設計製作を行いました。
こちらは、ゲート機側操作盤です。
門扉を遠隔操作で開閉することにより、ダムの水位や流量を調整します。
屋外にも設置するため、耐候性・耐食性を考慮し、自動販売機にも使用されているアクリル焼付塗装を施しております。
これらの機側操作盤の他にも、以下のような制御機器・遠隔管理システムの実績がございます。
当サイトを運営する株式会社ヤマウラでは、これまでに電力会社様を始めとした、日本全国のダム設備へ高い信頼性を求められるダム制御設備を長年納入し、日本のインフラ基盤を支えてきました。このダム制御設備で培った技術をベースに、ヤマウラは日本全国の水処理システム設備の制御ソフト設計や水処理システムに関するコンサル業務を行っております。
また当社では、水処理システムにとどまらず、工場の生産設備を中心とした製造現場においても、PLC等を使用した最適な制御システムのご提案も行っております。日本のインフラを支えるシステムをベースとした信頼性と安全性の高い当社の制御システム設計には、様々なお客様から日々お問い合わせをいただいています。
機側操作盤の設置・更新や制御・遠隔操作システムの導入をご検討の際は、「制御・監視エンジニアリングセンター.COM」を運営するヤマウラエンジニアリング事業部までお問い合わせください!
「高品質」「顧客満足度の向上」をモットーとして、さまざまなサービスを展開しています。